続・続 応援アートプロジェクト

二度目の福島行って来ました。

今回、持っていたのは19枚の手拭い。

前回同様、食堂の前に置いて持っていっていただきました。

『おかあさん、手拭いもらいましたか?』と声をかけると

『何?手拭い?もらえるの?いいの頂いて?』ととっても控えめ。

『もちろん、そのために持ってきましたから!』と私。

『そう、大事にします。ありがとう。』と笑顔のおかあさん。

手拭いを渡す時ごとに交わす会話。

その度に笑顔が生まれます。

私の心があったかくなります。

少しでも、一瞬でも笑顔の時間が増えることを願っています。

 

そうそう、前回もらい損ねたという方にも出会えて、渡すことが出来ました!

 

今回の福島滞在中に少し大きな地震がありました。

私達より、やはり、避難している方達は敏感です。

お母さんは子供を頭を守るように抱きかかえます。

お母さんがそばにいない子の中には、どこかへ避難していたようで

しばらくして『逃げてた』といって帰ってきました。

私にしたら、たしかに揺れたけど、逃げるほどではありませんでした。

そして帰ってきた子のひとりは、

その後すぐに自由帳になぐり描きをしては破く、描いては破くを何度も何度も繰り返しました。

この小さな小さな体はどうしようもないストレスを抱えているのです。

こんな風に発散できる子は、まだ良いのかもしれません。

発散するすべを持たずに、しまい込んでいる子もきっといるのです。

 

明るい兆しもあります。

前回訪れた時よりも、子供たちの表情が少しだけど柔らかくなったと感じました。

相変わらず、口は悪いし、すぐにキレるけど、

キレてふてくされてどっかに行っちゃっても

ちゃんと帰ってくるようになった。

自分の感情に自分でけりをつけられるように、少しずつだけどなっているように感じました。

やっぱり発散は心の健康の第一歩でとても大切な要素。

アートセラピーでは、その発散をアートを使って行います。

アートしているときはもちろん、どれだけ発散できたか目に見えるのも重要だと私は思っています。

 

福島でのメンタルケアの支援活動『いもにアートプロジェクト』http://blog.goo.ne.jp/imoniart

私は次にいつ行けるかはわからないけど

頼もしいメンバーが毎週末行っています。

大人も子供も、アートの力を存分に使って、心身ともに少しでも元気になりますように!

 

J.Amauchi